新商品のキャッチコピー考案など、短期的な仕事を発注したい企業と、その仕事がしたい個人を繋ぐ、“クラウドソーシング”という働き方が広がっている。その仲介を行っている『ランサーズ』は、国内最大級の規模。2008年のサービス開始以来、23万もの会社がこのサービスを利用している。
仕事内容はウェブ制作など専門的な技術が必要な場合もあるが、アンケート回答やデータ入力、テープ起こしなど、突出した技術がなくてもできるものも多い。なかには、47都道府県のお土産を調べてリストにするという、出版社からの依頼もあったという。
「オンライン上で完結する仕事がほとんどのため、地方に住むかたや、子育てや介護で自由に外出できないかたも挑戦しやすいですね」
そう語るのは、同社広報グループの潮田沙弥さん。発注する企業の半分以上は都内にあるが、仕事を受ける側の会員は7割が地方在住者だ。