卒業後に返済の負担がない給付型奨学金も
子供の教育費には多額の費用がかかるが、賢く減らせる方法がある。そのひとつが、奨学金の活用だ。奨学金を大きく分類すると、卒業後に返済義務のある「貸与型」と、返済しなくてよい「給付型」の2種類がある。
貸与型の代表格が日本学生支援機構の奨学金で、2015年度は大学生全体の38.2%が利用している。そのうちの7割が有利子の奨学金で、平均借入額は343万円。
「利息がつくと返済額が膨らむので、有利子型が厳しいのは当然ですが、つかなくても学生に300万円を超える借金を背負わせるのは避けたいものです。滞納問題や教育格差が指摘されたこともあり、2018年度から大学生や大学院生などを対象とした返済不要の給付型の募集が始まります」(ファイナンシャルプランナーの黒田尚子さん・以下同)
利用できるのは住民税非課税世帯の子供で、1学年2万人程度。高校時代の成績や学外活動なども選考条件になる。本格的な実施は2018年度からだが、私立大学の下宿生や児童養護施設出身者など一部の学生には、2017年度から先行実施されている。