米国現地時間の6月13日~14日にかけて、FOMC(米連邦公開市場委員会)が開催されるが、今回のFOMCで、利上げが決定されるかどうかに注目が集まっている。では今回の利上げの有無によって、資金がどのマーケットに流入することが想定されるのか。そして為替レート、株価に対してどのような影響をもたらす可能性があるのか? カリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんは、以下のように解説する。
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いよいよFOMCが近づいてまいりましたが、利上げが決定されても見送られても、いずれにしても相場が影響を受ける可能性は極めて高いと言えます。そこで今回は、利上げの有無によって相場がどのように推移すると想定されるのか、お伝えします。
まずは、利上げとドル円相場の関係性です。ドル円相場が仮に1ドル=109~111円台くらいの水準で14日を迎え、利上げが決定されればドルは買われるのではないか、と私は見ています。そしてその後、1ドル=115~116円台乗せくらいがあってもおかしくないと考えています。
一方で14日の時点でドル円相場が115円台くらいまで上昇していた場合は、利上げが決定しても「材料出尽くし」ということでドルが売られ、ドル円相場が下落する可能性もあります。今年3月に利上げされた際もそうでしたが、まさに「噂で買って事実で売れ」という格言通りの動きですね。