お金を払って広告を非表示にするというこのサービス。果たしてお得なのだろうか。とあるITジャーナリストはこう分析する。
「スマホのアプリでは、無料版は広告が表示されて、有料版にアップグレードすると広告が非表示になるというパターンは多く、『Google Contributor』についてもサービスとしてはごく一般的なものだとも思います。ただ、現状12サイトしか参加しておらず、しかも月額5ドル(約500円)というのは、正直高いという印象です。
広告を消すアプリでも料金は数百円程度が相場で、しかも1回支払ったらずっと広告が非表示になります。これがもし、ネット全体の広告が非表示になるというのであれば、月額5ドルでも納得できるネットユーザーは多いと思いますが、現状の機能と料金ではたしてどこまで普及するか」(以下同)
無料の「広告ブロッカー」のデメリットとは
こうしたサービスを使わなくとも、インターネットを閲覧するためのウェブブラウザには「広告ブロッカー」という拡張機能も存在している。これを使って、無料でウェブ上の多くの広告を非表示化しているユーザーも少なくない。
「ChromeやFirefoxなどのブラウザでは、アドオンや拡張機能という形で、いろいろな機能を無料で追加できます。そのなかで広告非表示の拡張機能は特に人気が高く、多くの人が利用しています」
広告が非表示になるということは、ウェブサイトの収入源が減ってしまうということになり、サイトの運営に影響も出てくる。