それ以外にも、「消防署の方から来ました」などと言って、あたかも消防署員であるかのような素振りで、火災報知器や消化器を売りつけるケースもある。
とにかく簡単にお金は払わないこと
訪問販売では、まったく必要のないものを相場よりも高い値段で売りつけられることもある。例えば、シロアリ対策の床下換気扇販売などで、そうしたケースが報告されている。訪問販売詐欺事情に詳しいジャーナリストはこう話す。
「ちゃんとした施工業者であればいいんですが、たとえば“お隣さんにも設置したんですが…”みたいなことをいっていきなり訪問してくる業者は注意が必要です。実際には15万円程度しかかからない換気扇を40万円とか50万円で販売していたケースもあります。そういう業者は工事そのものも杜撰で、換気扇を取り付けたはいいけどまったく稼働していなかったということもあります」(以下「」内同)
もしも、そういった業者と契約を結んでしまった場合はどうすればいいだろうか。
「契約のサインだけをして、料金は後日というケースであれば、施工前に業者に電話をしてキャンセルすれば、大丈夫です。そういう業者は基本的に“ダメ元”で訪問してくるので、断られるのには意外となれています。お金を払っていない場合は、すんなり引いてくれることが多いと思います」