ユニクロや、H&M、しまむらなどのファストファッション。お手頃な値段で様々なアイテムを揃えられると愛用している人も多い。30代後半の女性Aさんは、約10年前からユニクロばかりを着るようになったと話す。
「もともとおしゃれが大好きで、ファッション誌も定期的に購入していました。でも20代後半くらいから徐々に流行モノよりもシンプルなモノが好きになり、気づいたらユニクロのアイテムを着回すようになっていました」
そんなAさんは、ユニクロ愛好者になって、アイテムごとにかけるお金が格段に減ったことを実感しているようだ。
「以前はセレクトショップで買ったり、ブランド物を買ったりしていたので、ユニクロの安さには驚きました。品質も悪くないので満足です。ただ、セールで安くなっていると、同じようなアイテムを何着も買ってしまい、結果的にあまり着ない服がたまることもあります」(Aさん)
また、ファッション性よりもますます機能性を重視するようになったという。
「たとえば、“ワンピースや大きめのTシャツにレギンスを合わせる”みたいな、体型を隠せて動きやすくてシンプルなコーディネートばかりになってしまう。これは年齢的なものもあるとは思いますが、リアルに流行に疎くなってきます。とはいえ、無難で機能的な服装を一度覚えてしまうと、わざわざお金をかけておしゃれをしようと思わなくなるんですよね」(Aさん)