サイズ問題でダイエットのモチベーションに?
40代前半の男性Bさんも、シンプルなアイテムが多いファストファッションを愛用している一人だ。
「下着や靴下、無地のシャツなどは基本的にファストファッションです。部屋で着るTシャツや地元で買い物をする時に着るような短パンなどは、ほぼユニクロで固めています。パーカーはユニクロの同じアイテムを何着も買っています。サイズ感も把握できているので、店で選ぶ手間も省けてありがたい。無理しておしゃれをするよりも、シンプルで小綺麗な格好ができるので助かります」
ファストファッションを重宝する人が多い一方、サイズ展開に不満を抱いている人もいるようだ。30代後半の女性Cさんはこう話す。
「ファストファッションの場合、LサイズやXLサイズでも意外と作りが小さいことが多いんですよ。私は身長が170cmで体型も大きめなんですが、ユニクロやGUの商品だと合わないことも少なくないです。もっとも、ユニクロの服も着られないというのはさすがにショックなので、ダイエットのモチベーションにもつなげています」
安くて機能的、シンプルで着やすく、時にはダイエットのモチベーションにもなるファストファッション。前出のAさんは、その魅力はもはや「沼」だと話す。
「洋服を選ぶということと同時に、極力安く買いたいという欲が出てくるんです。そうなったらもう“沼”ですね。そう簡単には抜け出せません。セールのスケジュールを頻繁にネットでチェックしたり、在庫処分を狙って毎週末に店舗を回ったりし始める。ふと気づいたら、買い物をすることが目的となっている自分がいて、これは良くないなと思いました」
ファストファッションでの買い物も、ハマり過ぎには注意が必要かもしれない。