競馬場というと、フードコートで買ったおつまみでも食べながら、競馬を楽しむ庶民の場所というイメージが強いかもしれない。しかし、一部の選ばれた者しか入ることができない「来賓室」というVIPな空間があることをご存じだろうか。今回は、東京競馬場(東京・府中市)の来賓室への潜入に成功。いったい、どんな空間が広がっているのかレポートする。
東京競馬場には、メインスタンドとなる「フジビュースタンド」とサブスタンドの「メモリアルスタンド」があり、それぞれに来賓室が設けられている。これらの来賓室に入るには、基本的にJRA関係者や馬主からの招待が必要で、まさにVIPルームというわけだ。
また、関係者からの招待以外では、JRAが主催する競馬初心者向けセミナー「REXS」も来賓室で開催されることがある。そのほか、「JRAカード」というクレジットカードの会員となってポイントを貯めることで、来賓室への招待が受けられる。
今回は、関係者の招待で、東京競馬場メモリアルスタンド来賓室に入ることが許された。まず、重要なのがドレスコード。基本的にはビジネスカジュアルで、ネクタイ・ジャケットは必須ではないが、襟付きのシャツを着なくてはならない。ジーンズやスニーカーはNGとなっている。