『女性セブン』がセブンズクラブ会員(全国の20~80代の男性・女性)366人に、食品を購入する際、まずチェックする部分を聞いたところ、約75%が「値段」と回答。でもその値段、どうやって決めるかご存じですか? 実は、安いから粗悪品、高いから優良品とは限らないんです。本当に安くていいものを見抜くためのポイントを食品のプロに教えてもらいました。
野菜の鮮度は値段には表れない
本誌の独自調査(アンケート実施期間 2017年6月15~22日)によると、食品購入時にチェックするポイントは、「値段」が最も多かった。しかしながら、激安食品を買って失敗した経験のある人は約64%。つまり、食品選びのために見るべき部分は値段ではないのだ。食品安全教育研究所代表の河岸宏和さんはこう解説する。
「野菜は鮮度が命。朝採ったら夕方には味が落ちてしまうものもあります。その代表例がとうもろこし。皮を処理し丁寧に包装してあるものは、作業時間として約1日程度かかっており、その分、甘さが失われています。そのうえ、手間賃がかかっていますから、値段も高めの設定に」
つまり、割高なのに味や鮮度が落ちていることに。これは枝豆や他のどの野菜にも同じことがいえる。野菜は、包装なしのバラ売りの方が、1つ1つ手に取って見極めることもできておすすめなのだ。