食品を購入する際、まずチェックする部分は「値段」という人が大半。とはいえ、あまりにも安いと品質が気になってくる。実は、安いから粗悪品、高いから優良品とは限らない。では、本当に安くていいものを見抜くためのポイントは何か。
加工品を選ぶ際は、食品表示を判断基準にするべき。というと、添加物の有無や量を気にしがちだが、必ずしも添加物が悪者ではない。
例えば、ハムなどに含まれるリン酸塩(Na)は食感をよくするためのもの、調味料(アミノ酸)は味の向上、発色剤(亜硝酸Na)は、着色料と違い、肉本来の色素を固定し、ボツリヌス菌の増殖を抑えてくれる。安全性を高め、おいしくするために必要なものもあるという。
食品表示でチェックすべきなのは添加物より、“訳のわからない原材料”が入っていないかどうかだと食品安全教育研究所代表の河岸宏和さんは言う。そこで、原材料のどの部分を見るべきか、4つの代表的な食品を例に紹介する。