【ハム】大豆たんぱく、卵たんぱく、乳たんぱくの有無に注目
《ハムA》200g 約260円
名称:ロースハム(スライス) 原材料名:豚ロース肉、糖類(還元水あめ、乳糖)、大豆たんぱく、卵たんぱく、食塩、乳たんぱく、たんぱく加水分解物(大豆・豚肉を含む)、カゼインNa(乳由来)、増粘多糖類、リン酸塩(Na)、調味料(アミノ酸等)、酸化防止剤(ビタミンC)くん液、発色剤(亜硝酸Na)、着色料(コチニール)
《ハムB》200g 約800円
名称:ロースハム(スライス) 原材料名:豚肉、塩、砂糖、ブラックペッパー、シナモン、クローブ、ローレル
Bは無添加ハムの食品表示だが、Aの3倍以上の値段。これが特別高級品というより、実は妥当な値段なのだ。逆になぜAがここまで安いのか。それは豚肉に、大豆たんぱくや卵たんぱく、乳たんぱくなどの“混ぜ物”を注入し、わずかな豚肉を2~3倍にかさ増ししているからなのだ。
「豚肉以外のたんぱくを入れてふくらませると豚肉の色や味が薄くなります。そこで着色料や調味料などの添加物を加えて調節しなければなりません。こういった、本来不要な添加物こそ使うべきではありません」(河岸さん)
“訳のわからない原材料”を使うと、その欠点を補うため添加物がたくさん必要になってくるのだ。