「イデコは国が用意した制度。だからこそ税制優遇が多いんです」とは、NPO法人確定拠出年金教育協会の理事でファイナンシャルプランナーの大江加代さんだ。
「働き方で利用条件が異なるので、まずは掛け金上限を確認し、無理のない月々の掛け金を決めるのが第一歩です」(大江さん)
掛け金の上限は、自営業者、フリーランスなど第1号被保険者は月額6万8000円。会社員(第2号被保険者)の場合、企業年金のない会社の社員は月額2万3000円、企業年金(企業型確定拠出年金)のみの会社の社員は月額2万円、企業年金(確定給付企業型)のある会社の社員は月額1万2000円。公務員(第2号被保険者)は月額1万2000円。専業主婦・主夫(第3号被保険者)は、月額2万3000円となっている。
老後資金が気になる人は、十分に検討する価値があるだろう。
※女性セブン2017年8月17日号