FXTF未来チャートを活用した新レンジトレード
「私がやっているのは、レンジ型の『バイトレレンジ』と、『FXTF未来チャート』を組み合わせた手法です。FXTF未来チャートというのは、直近のチャートの形状と類似した過去のチャートを探し出して、過去のチャートの推移から未来のチャートの値動きを予測するというもの。裁量トレードでも使いますが、特にレンジ型の取引で大きな威力を発揮します」(ボリ平氏。以下同)
FXTF未来チャートでは、過去の類似チャートが、類似している度合いの高い順に3パターン表示される。その3パターンが示しているレートが、すべて収まっているレンジを狙ってトレードをするという。例えば、判定時刻に、それぞれの未来チャートが、119円10銭、119円16銭、119円14銭というレートを示していたとする。表示されているバイトレレンジの中で、119円10銭~119円16銭が収まるレンジがあれば、そのレンジの「IN」を購入する、というわけだ。
「3つの未来チャートのすべての予想レートが収まるレンジを、取引対象とすることから、『レンジ多数決トレード』と名付けています。現在のようなボラティリティが低下した、動きが乏しい相場の方が、利益を上げやすいと思います」
実は、他のFX会社でも未来チャートのような形状比較分析チャートはあるが、FXTF未来チャートは1分足が表示できるのがポイントだとか。
「1分足だからこそ、判定時刻直前のエントリーで勝つことができるのです」
実際のFXTFのバイトレレンジと未来チャートの画面を使いながら、さらに詳しく解説しよう。
誰でもマネができる! FXTFの「バイトレ」を使ったボリ平の「レンジ多数決トレード」法
ボリ平氏による、バイトレレンジとFXTF未来チャートを使った実際のトレードを見ながら、解説しよう(下記:ユーロ/ドルのケース)。画面操作で、コツが必要なのは①。この段階で、FXTF未来チャートの予想チャート上で、判定時刻のレートを把握しなければならない。
「チャート上の1マスは9分間隔になっています。まず、現在の時刻から判定時刻までの時間が、何マス分くらいなのかの見当を付けて、予想チャート上の判定時刻を見つけます」(ボリ平氏)。例えば、18分前(=2マス分)、27分前(=3マス分)など、判定時刻までの時間が9の倍数のときにエントリーをすれば、マスの縦線が判定時刻とほぼ同じになるため、予想レートが分かりやすくなる。それがわかれば、あとは、3つの予想レートからレンジの上限と下限を導き出し、そのレンジが収まるバイトレのレンジを探して、「IN」を購入すればよい(②)。
「エントリーしてから判定時刻の間に、米国の経済指標など、為替相場が動きやすい材料が発表されるかどうかも、事前に把握しておきましょう」(ボリ平氏)。FXTFのホームページには、見やすい「経済カレンダー」があるので、事前のチェックはカンタンだ。