出金トラブルが続出! 海外業者のキャンペーンに要注意
昨年から、バイナリーオプションに関するトラブルが頻発している。海外のFX会社に設定した口座から、「出金ができない」というものだ。トラブルが発生する直接の理由は、〝入金した金額と同額をキャッシュバック〟といった、通常では考えられないニセのキャンペーンが、架空のブログなどでネット上に公開されていることによる。
「このトラブルで最大の問題は、相手のFX会社が、金融庁への登録を行なっていない無登録の海外業者という点です」と警鐘を鳴らすのは、FXトレード・フィナンシャル代表取締役社長・鶴泰治氏。
「金融庁の規制が及ばないだけでなく、法的に処罰することができません。そのため、被害を被った個人投資家は、事実上、泣き寝入りとなってしまいます」と続ける。
また、このトラブルで見逃せない点がもう一つあるという。
「海外のFX会社の方が、取引ルールの自由度が高いという誤ったイメージが一部にあると考えられます。たしかに、FXおよびバイナリーオプションの取引ルールは改正されてきました。しかし、それは、投資家保護の観点から、投機性を抑制すると同時に商品内容の改善を目的としたもの。海外のFX会社で取引をするリスクは想像以上に高い。安心してトレードをするためには、金融庁に登録されている国内のFX会社を選ぶべきです」
事実、FXトレード・フィナンシャルは、国内では唯一、「ラダー」「レンジ」「タッチ」という、すべてのタイプのバイナリーオプションを提供している。今回のボリ平氏が紹介したトレード法からもわかるように、海外業者に取引機会や取引手法を求めなくても、国内で十分、選択肢がそろっているのである。
※「マネーポスト」2015年夏号に掲載