劇場を中心に活動するほとんどの若手お笑い芸人は、アルバイトをしなければ生活できない。数々の芸人がブレイクした人気ネタ番組『エンタの神様』(日本テレビ系)にレギュラー出演していたあるお笑いコンビは、毎週同番組に出演していた当時でさえ月の給料が1万円に満たなかったという話もあるほど、ギャラ事情は厳しい。
しかし「若手芸人は、少ないギャラをカバーするための方法を身につけているものです」と語るのは、元芸人のAさん。例えばその方法とは……?
「若手芸人だけで飲み会をする場合、会計時の直前に、“チヤホヤされたい系”の先輩芸人を呼ぶことがよくありました。会計だけ先輩に任せて、自分たちはタダ。それでも、先輩はうれしそうに払ってくれるものです」(Aさん)
ちなみに、女性芸人だけで飲んでいるときには、逆ナンパできそうな雰囲気の男性テーブルをチェックし、会計をお願いするというパターンもあったそうだ。