ネット銀行は原則、実在の店舗を持たず、インターネット上で取引を行う。そのため、店舗運営や人件費などのコストがかからず、既存の銀行に比べると金利は高く、手数料も安いのが魅力となっている。
例えば、100万円の定期預金(1年満期)で金利を比較すると、三菱東京UFJ銀行や三井住友銀行の0.01%に対し、住信SBIネット銀行は0.2%、ソニー銀行は0.15%で、15~20倍もの差がある。
さらに、ネット銀行の大きなメリットに、窓口やATMへ行かなくても入出金や残高照会、振込が好きな時にできる点がある。現金の入出金はコンビニのATMなどを利用することになるが、賢く利用すれば手数料をゼロにすることも可能だ。
一方、デメリットもある。IDやパスワードを忘れると取引ができなくなることや、個人情報の流出など、セキュリティー面での不安だ。