たとえば、羽田空港には第1ターミナルと第2ターミナルにそれぞれ3つずつカード会員向けのラウンジがあり、いずれも大人1名あたり1080円、子供540円(4~12歳、3歳以下は無料)。しかし、VISAやJCBなど一般的なクレジットカードのゴールドカード以上の利用者であれば、これが無料になる。
「普段あまり飛行機を利用しない人は、ゴールドカードでラウンジ利用が無料になるということを知らず、混雜しているロビーで搭乗時間を待っている人も多いようです」
地方の空港なら貸し切り状態も
ラウンジを利用するのは、出張で飛行機を利用することが多いビジネスマンなどが多い。
「ビジネスマン、かつゴールドカードの利用者で、旅慣れしている人が多いという印象です。ラウンジで新聞を読んだり、パソコンを開いて作業をしていたりという人が多く、ラウンジはとても静かです。空港も行楽シーズンだと家族連れが増え、少々騒がしくなることもありますが、ラウンジであればそういったこともあまりないと思います」
地方の空港では、さらに快適に過ごせることも少なくない。Aさんは、この8月に観光で徳島県を訪れ、徳島阿波おどり空港のラウンジを利用した。
「阿波踊りが始まる前の時期で、ピークから外れていたということもあったのですが、ラウンジを利用しているのは私1人の貸し切り状態。徳島県といえば大塚製薬のお膝元ということもあってか、フリードリンクのメニューにオロナミンCやポカリスエットが含まれていて、ちょっと得した気分でした」