お盆の帰省シーズンが終了したが、夏休み期間中はまだまだ新幹線を使って旅行に行ったりする人も多いことだろう。そんな中、なぜか「グリーン車」が批判の的となることがある。特に「子供×グリーン車」がネット上ではバッシングされるのである。こうしたネット上での「子供がグリーン車に乗ること叩き」について、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏が解説する。
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いやぁ、グリーン車、乗りたいッス! でも、東京・新大阪間でグリーン券5610円というのは高すぎる! そのカネがあったら、大阪でウマいもの食うか、ホテルのグレードを上げたい! 新幹線ってすでに机も電源もあり、車内販売もあるし快適なわけですし、グリーン車にしてもそれほど「効用」が上がらないものだと考えていますんで。ただし、東海道線や横須賀線、高崎線のグリーン車ならば50km以下ならば570円などで乗れるので時々使い、テーブルを出して570円以上分の仕事します。
というわけで、新幹線のグリーン車には「混雑していてグリーン車しか乗れない」という時を除き価値はあまり感じないのですが、いやはや、今の時期、「グリーン車×ガキ」でヤフーリアルタイム検索をしてみると罵詈雑言の嵐ですな。
ヤフーリアルタイム検索とは、今現在(と過去)にツイッターとフェイスブックでそのキーワードについて書いた内容を見ることができるサービスです。8月18日16時19分現在、このキーワードで何が出るか見てみましょう。「ガキ」と書いているからには「子供」という普通の呼び方ではなく、ネガティブな感情を抱いているということが明白です。新幹線と東海道線等の在来線のグリーン車両方への感想でしょう。