「より良い社会を作るために寄与すべくたゆまぬ努力を続けます」
「個々人に合ったキメの細かいサービスを提供します」
「ビッグデータを有効活用し、隠れたニーズを引き出します」
「多様化したニーズに合ったデータマイニングを駆使したコンサルティング」
「利用者の気持ちに寄り添います」
「個々人の“幸せ”に直結するサービスを目指します」
「旧態依然としたシステムを打開するイノベーションを生み出します」
「あまりにも細分化された価値観を満たすべく、日々最先端の情報を入手し、顧客満足度最大化のために精鋭が“パートナー”としてお客様ごとにカスタマイズしたソリューションを提供します」
こうした企業は、「メディア掲載実績」なんかも書いていて、最新のものが「2015年11月〇日」みたいなものだったりもします。いや、なんでこんなことを書くかというと、IT企業の多くは実態よりも外からの見られ方を「盛る」傾向があるんですよね。
内情を聞くと、薄給と長時間労働で退職者続々
というのも、「社長以外にプロジェクトをマネージできる人材がいなくて困っている」「広報がわかる人がいなくて困っている」「まったくメディア露出がないので、露出をさせる方法が分かる人が必要」「ブランドをどう作るかが分からないので助言が欲しい」といった話を、IT企業からここ10年以上、案外聞かされるんですよ。つーか、不特定多数が見るフェイスブックでこんな相談をする人までいる始末。
内情を聞くと、薄給と長時間労働により退職者続々で、もはや日々の業務も外注先に丸投げし、コントロールさえできない状況に。慌ててその会社の名刺を持たせたりするも、その外注先だって見限る機会を見極めていて数か月で見捨てられる。かくしてフェイスブックで一応の知り合いに泣きつくわけです。