自己破産申請者が年間6万人を超える現在、リボ払いで破滅した女性たちの叫び声が、私たちに「カード社会」の恐ろしさを突きつける。十分な知識がないままリボ払いを選択した結果「莫大な手数料を払い続けている」「利率が高すぎて大変な目にあった」という声が多数出ているのだという。
まず、リボ払いをシミュレーションしてみよう。たとえば利用金額が20万円で、毎月5000円のリボ払い(元利均等)で支払う場合、年間15~16%の利息が発生し、すべての支払いが終わるまでに58か月かかり、合計支払金額は28万7670円に膨れあがるのだ。
『女性セブン』が取材を進めると、「リボ払いで痛い目にあった」という女性は多数いた。子育てが一段落した専業主婦のAさん(53才)もその1人だ。
「昨年、独身時代の趣味だった茶道を再開し、茶道具も和服も一新しました。計15万円。一括はつらいので、店員に言われるがままリボ払いにしたんです。月1万円の支払いにしたところ、完済後に利息だけで2万円近く取られていたことがわかって…。心底後悔しました。2万円あれば他の道具が買えたのに、って」