女手一つで2人の子供を育てる生保レディのBさん(41才)も、リボ払いに苦い思い出があるという。
「2年前、長男の高校の制服と野球部のグローブやバット、スパイク一式をリボ払いで揃えたのですが、まさかいまだに細々と払い続けることになるとは…。月々3000円の支払いなので、まぁいいかと惰性で払い続けていますけど、相当な利息を取られているんでしょうね。無理してでも最初から一括で買っておくべきだった、と今では思います」
みな軽い気持ちでリボ払いを選び、後で後悔している。
カード会社の収益の多くを占めるリボ払い
最高裁によると、2016年度の自己破産申告者数は約6万4000人。その多くは銀行カードローンが原因だとされる。クレジットカード問題に詳しい消費生活評論家の岩田昭男氏が語る。クレジットカード問題に詳しい消費生活評論家の岩田昭男氏が語る。
「統計がないので正確にはわかりませんが、この中に一定数、リボ払いによる破産者がいるはずです」
これまで述べてきた通り、リスクの高いリボ払いだが、多くのカード会社はポイントを2倍にしたり、キャッシュバックキャンペーンをしたり、あの手この手で勧めてくる。