ネット証券の登場以降、株式の売買手数料は劇的に安くなり、投資信託にいたっては今や100円から買えるようになった。資産運用のハードルがどんどん下がる中、投資はついに元手となる現金がなくてもできるようになっている。買い物やクレジットカード利用で貯まっていく「ポイント」を投資に回せるサービスが続々登場しているのだ。
楽天証券は、楽天市場などで買い物すると貯まる「楽天スーパーポイント」で投資信託が買えるサービスをスタートした。
投資信託の買い付けに使えるのは、楽天証券での株式売買などで貯まる「楽天証券ポイント」と、楽天市場や提携先での買い物で貯まる「楽天スーパーポイント」だ。楽天スーパーポイントは、100円の買い物に対し原則1ポイント付与され、1ポイント1円として楽天証券で扱うほぼすべての投資信託の買い付けに使える。
楽天市場だけでなく、楽天トラベルや楽天マートなど楽天グループの利用のほか、マクドナルドやミスタードーナツ、くら寿司、ガソリンスタンドの出光サービスステーションなど提携店の利用でも貯められる。また、アンケートに回答するとポイントが付与される楽天リサーチなどでも貯められるので、理論上はお金を一切出さずに投資することも可能だ。