株式会社インプレスが『電子書籍ビジネス調査報告書2017』を発表。2016年度の電子書籍市場規模が2015年度の1584億円から392億円増加し、1976億円にのぼることが明らかになった。さらに、そのうち1617億円がコミックで、市場シェアは82%となっている。
電子書籍で漫画を楽しむ人が増えているようだが、実際にどんな楽しみ方をしているのだろうか。40代の男性Aさんはこう話す。
「学生時代から『ヤングマガジン』『ヤングジャンプ』『ビッグコミックスピリッツ』の3誌を毎週購読して、主に電車の中で読んでいました。しかし今では、『ヤングマガジン』と『スピリッツ』は電子版で購読し、スマホで読んでいます。『ヤングジャンプ』は電子版がないので、いまでも紙の本で買って読んでいます」
元々紙の雑誌で購読していた読者が、電子版に移行するというパターンだ。Aさんは、漫画誌の“電子版”と“紙版”のそれぞれにメリットがあるという。