「紙版は何といっても慣れていて読みやすいというのが大きい。前のページを読み返してみたり、前後のページを見比べたりするのがラク。グラビアもじっくり楽しむことができるのもうれしいポイント。電子版は、とにかくかさばらないというのが大きなメリットです。特に毎週雑誌を購入するとなると、保存するにしても捨てるにしても手間がかかりますが、それが一切ないのが助かります」
価格は紙版も電子版も基本的には同じなので、よりメリットを感じる方を選べばいいということだろう。
コミック単行本、「紙派」は保存目的。「電子派」は大人買い
コミック単行本となると、紙版と電子版とのどちらを支持するかで意見はまったくことなるようだ。前出Aさんは、「単行本なら紙」派だ。
「特に好きなマンガを単行本で購入するので、形として残しておきたいという気持ちが強い。だから、私は電子書籍ではなく紙の単行本を購入します。自分の本棚に並べる楽しみもあります」
一方、単行本こそ電子書籍がいいというのは、30代女性Bさんだ。
「少年漫画、少女漫画、青年漫画など様々な漫画を読むんですが、単行本で一気読みすることが多く、ほとんど電子書籍で購入しています。全巻まとめ買いのような感じで、大量に紙の単行本を買うとなると、やはり持ち運ぶのが面倒。でも、電子書籍なら大変な思いをせずに、全巻がスマホの中に入るので、とてもラクです。電子書籍を使うようになって、漫画を買う量はかなり増えました」