政府は8月29日、ギャンブル等依存症対策推進関係閣僚会議を開催し、公営競技施設への入場制限や、インターネット投票の制限を含んだ、ギャンブル依存症対策を行うことを決定した。
カジノを含む統合型リゾート(IR)実現のため、政府は秋の臨時国会に関係法案を提出する予定だが、同時に問題となっているのがギャンブル依存症だ。
そこで政府はギャンブル依存症対策の強化を決定。今後、家族や本人の申告のうえで、公営競技施設への入場やインターネットでの投票券購入を制限する仕組みを検討するという。ネット購入の場合、自ら限度額を設定し、それを超えると購入できなくなるなどの仕組みも検討されている。
競馬場、競輪・オートレース場、ボートレース場のほか、場外馬券場、場外車券場、場外舟券場にはATMが設置されているが、これらのATMを撤去、もしくはキャッシング機能の廃止も検討されている。