「入場制限や購入制限はある程度の効果はあると思いますが、完璧ではない。本当に依存症対策をしたいのであれば、申告の有無に関わらず、すべての人に対して『月に○円まで』などの形で投票券の購入金額を制限するしかないと思います。しかし、それをすると売り上げはとんでもなく減ってしまうので、現実的ではない。
結局のところ、もっとも重要なのはギャンブル依存症についての啓蒙活動でしょう。ギャンブルにのめり込みすぎるとどうなるのか、借金を作ってしまうとどうなるのかということを、しっかり世間に認知させる努力が必要だと思います」
一筋縄には行きそうにないギャンブル依存症対策。さらなる議論が必要となりそうだ。