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「金価格は今後も上昇」“ウォール街の巨人”が指摘する根拠

北朝鮮情勢とは関係なく価格高騰期待?(写真:アフロ)

北朝鮮情勢とは関係なく価格高騰期待?(写真:アフロ)

 北朝鮮が9月3日に水爆実験を行ない、翌4日の日経平均株価は183円の大幅安となった。それを受けて大きく値上がりしたのが金だ。5日の金価格は年初来最高値(1トロイオンス=1344ドル)を更新した。

 古くから「有事の金」といわれるが、今後はどうなるのか。世界トップの投資家たちは「新たな有事」を念頭に置いて強気だ。

〈金価格は今後も上昇を続けていく〉──こう指摘したのは、世界最大の資産運用会社「ブラックロック」のポートフォリオ・マネジャー、ラス・ケステリッチ氏だ。8月下旬に同社ホームページで発表された“公式見解”に世界の投資家が注目している。

 ブラックロックグループ全体の運用資金残高は、総額5兆ドルに及ぶ。日本のGDPに相当する超巨額である。ケタ違いの運用額ゆえ“ウォール街の巨人”と称され、世界の金融市場に絶大な影響力を持つ。

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