過去の相場を振り返ると、10年周期で夏から秋にかけての金融危機が起こる傾向がある。その傾向を考慮すると、今の時期は特に注意が必要なように思えるが、それではトレーダーはどのような姿勢でトレードに臨めばよいのだろうか。カリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんが自身のトレードスタイルについて明かす。
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過去の大規模な金融危機を調べると、下記のようにおよそ10年周期で夏から秋にかけて起こっていることが分かります。
・ブラックマンデー:1987年10月
・アジア通貨危機:1997年7月
・パリバショック:2007年8月
・リーマンショック:2008年9月
なぜこのような法則に基づいて金融危機が起こっているのか、明確な答えがあるわけではありませんが、トレードをしている以上、こういった傾向を無視するわけにはいきません。そして、秋に差しかかろうとしている今の時期は、通常よりも慎重な姿勢でトレードに臨むのが良いと考えています。