月1のプレミアムフライデーより年1日の休日
経団連の榊原定征会長は、プレミアムフライデーを月初めに変更するとの案を挙げていたが、果たして効果は見込めるのだろうか。40代の男性会社員Bさんの意見だ。
「月末は決算などが集中して忙しいという声もありますが、私の会社の場合はむしろ月初めのほうが忙しいことが多いです。また、部署によってもまちまちなので、決められた時期にプレミアムフライデーを開催されても、活用できる人とそうではない人がくっきり分かれてしまう。ちょっと不公平な印象もあります」
前出・Aさんも、プレミアムフライデーの日にちを定めることに反対だ。
「私は会社と自宅が遠く、朝は2時間近くかけて通勤しています。そのため、会社にいる時間が短いと、通勤時間がちょっと“無駄”に感じてしまう。毎月1回、終業時間を早める日を設けるのではなく、年に1日でもいいから休日を増やしてくれた方がありがたいです。もうちょっとさまざまな働き方に対応できるような形で、消費を促進してほしいです」
実際に働いている人々の生活とフィットしているとは言い難いプレミアムフライデー。制度自体を根本から考え直す必要があるかもしれない。