スターバックスやドトールコーヒー、タリーズコーヒーなど、様々なコーヒーチェーンが日本全国で展開されているが、なかでも個性的なメニューで人気なのが愛知県名古屋市に本社を置く「コメダ珈琲店」だ。外食チェーンに詳しいフリーライターの小浦大生さんが説明する。
「もともと東海地方のみで展開されていましたが、2003年くらいから関東に進出。その後全国に広がり、現在は700店舗以上が営業しています。“中京式”などとよばれる東海地方に根付いている喫茶店文化を全国で味わえるチェーン店としては、最大規模のコーヒーチェーンです」
“中京式”の代表的なサービスが、午前中にドリンクを注文すると、追加料金なしでトーストなどの軽食がついてくるモーニングサービスだ。
「コメダの場合は、開店から午前11時まで、ドリンクを注文するとトーストともう一品がついていきます。もう一品の方は“定番ゆで玉子”“手作りたまごペースト”“名古屋名物おぐらあん”から選ぶことができます。中京式の喫茶店にはもっと豪華なモーニングがついてくるお店もあるので、コメダのモーニングはどちらかといえば控えめな方です。しかしながら、ドトールやスターバックスと比べてお得感があると感じているファンは少なくないようです」(小浦さん)