アメリカの大手おもちゃ販売チェーン「トイザらス」が、9月18日に連邦破産法11条の適用を申請、経営破綻となった。アメリカ国内で800店舗以上を展開するトイザらスだが、昨今はネット通販の台頭によって、売上が低下。負債総額はおよそ52億ドルにもおよぶという。
その一方で、日本でも「トイザらス」とベビー用品専門店の「ベビーザらス」合わせて160店舗が展開されているが、こちらの影響はほとんどなく、通常通りに営業している。30代の女性Aさんは3歳の男の子のお母さん。定期的にトイザらスに通っているという。
「広い売り場に、たくさんのおもちゃが売っているというのは、子供にとっては夢の国です。何か目的のおもちゃがあって行くのではなく、ちょっとしたテーマパークのような感覚で、子供と一緒にトイザらスに行くことが多いです」
とはいうものの、単純に価格だけを比べれば、トイザらスよりもアマゾンなどの通販サイトの方が安いことが多い。
「たとえば“今日は1000円以内のおもちゃを買いましょうね”という感じで、あらかじめ予算を決めておいて、子供にほしいおもちゃを選ばせることが多いです。子供もがどういうものに興味を示しているかもよく分かるし、その玩具が本当にほしいかどうかを考えさせることもできる。あと、おもちゃを手にとって触ることができるので、おもちゃを買ってから『これやっぱり要らない』ということにはなりづらいです」(Aさん)