まさに「大人買い」をするためにトイザらスに通う大人も
トイザらスでの買い物を楽しんでいるのは子供だけではない。30代の独身男性Tさんは、3か月に1回くらいのペースでトイザらスに通っているという。
「プラモデルやフィギュアが好きなので専門店などでもよく買っているんですが、トイザらスは品揃えが個性的で、ほかであまり見たことがないような商品が売っていることもあるんです。意外な掘り出し物もあります。特にハリウッド映画関連やアメコミ系のおもちゃは昔から豊富な品ぞろえで、よく買っています」
また、子供向けのおもちゃを気兼ねなく買えるのも、トイザらスの利点だという。
「子供向けのおもちゃはサイズが大きいものも多くて、持ち帰りのことを考えて買うのを躊躇することもあるんですが、トイザらスは基本的に“大人買い”をすることを前提として車で行くので、そういったことはまったくありません」(Tさん)
さらに、アメリカのミニカーブランド「ホットウィール」を求めて、トイザらスに通うミニカーファンも多いという。
「ホットウィールは、日本国内の流通が少なくて、基本的にトイザらスとウォルマートグループの西友がメインとなっています。ミニカーマニアは年齢層も幅広く、発売日に朝からトイザらスに並んでいる中年男性も多いです」(Tさん)
アメリカではネット通販に負けてしまったトイザらスだが、日本ではまだまだ「なくなったら困る!」という愛好者たちが多数いるようだ。