長財布への憧れはあったけど、実際に使ってみると……
女性会社員のCさん(29)は、二つ折り財布から長財布、そしてまた二つ折り財布に戻した。
「就職したときに親からもらった財布が二つ折りだったので、それをずっと使っていましたが、友人が『いちど長財布にするともう二つ折りには戻れないよ!』と、長財布の良さを力説していたので、長財布に変えたことがあります。ランチタイムに、みんな長財布を手に持って外に出る姿にも憧れでしたし、友人いわく『レシートやカードがたくさん入って便利』だというので、奮発して長財布を買いました。
でも実際使い始めると、まずカバンのなかでとても邪魔……。財布が大きいわりには入れている金額がショボくて、1人で恥ずかしくなることも。カード類がたくさん入って便利だというのは、裏を返すとなんでもかんでも入れっぱなしにしてしまいがち。だったら二つ折り財布にして、定期的にレシートやポイントカードなどを整理するほうがいいなと思って、戻しました」(Cさん)
長財布を使えば稼げる人になるわけでもないし、二つ折り財布にすればエリートになれるわけでもない。財布を変えると気分が変わるのは確かだが、大切なのは“自分がどういう財布を使いやすいと思うのか”を知ることなのかもしれない。