他と一線を画すPBはマツキヨの「MKカスタマー」だ。
「自社開発の上質な商品が多く、値段もお高め。とくにシャンプー『アルジェラン』は1本1580円と一般商品の倍近い値段ですが、使い心地は最高。“もうほかのシャンプーじゃダメ”という熱狂的ファンが多い」(齋藤さん)
ウエルシアの「ウェルマーク」はPBの食品に力を入れている。血液をサラサラにするとされる玉ねぎをふんだんに使った「淡路産玉ねぎを使ったハンバーグ」(410円)や「糖質を抑えたクロワッサン」(129円)など、健康を意識した食べ物が人気だ。
ツルハの「M’s one」は150品以上ものお菓子やおつまみを展開。お酒と一緒に買うファンが多いそうだ。
【4】箱買いには要注意
大量仕入れの食料品や日用品を「箱売り」する店舗も多い。
「箱買いは一見安く見えますが、実は特売品で買う方が安くなるケースが多い。日本の住宅事情では箱で保管するのも難しいので、特売を狙って“小さいものを安い時に買う”方が得になることが多いです」(丸山さん)
【5】「セルフメディケーション税制」を利用しよう
今年から始まった「セルフメディケーション税制」では、国が定めた医薬品に限って市販薬を購入しても所得控除が適用される。対象の薬は厚労省のHPにある「セルフメディケーション税制対象品目一覧」で確認できるが、嬉しいことに日常でよく使う胃腸薬や整腸薬、風邪薬(総合感冒薬)など種類が豊富で恩恵を受ける人も多そうだ。
「控除を受ける際には、確定申告時に医薬品を購入したレシートを提出する必要があります。化粧品や雑貨と会計が一緒になるとチェックを忘れることがあるので、面倒でも会計時にレジ係に頼んで医薬品と他の商品のレシートを分けて発行してもらいましょう。どの薬が控除されるかわからなかったら、ドラッグストアで聞いてみてください」(齋藤さん)