全部で18位までの記載があるが、11位以下は、PSA、テスラー、トヨタ自動車、ZF(ドイツの大手自動車部品メーカー)、本田技研工業、Uber、NuTonomy(アメリカの自動運転ソフトウエア企業)、バイドゥとなっている。
新エネルギー自動車の開発では、政策面での優位性から中国企業が今後、急成長するとみられるが、無人運転、自動運転に関しては、世界大手企業に後れを取っている。中国の大都市では多くの市民が劣悪な運転マナーやひどい渋滞に悩まされている。中国こそ無人運転、自動運転に対するニーズが最も高い国である。これらの技術を持っているかどうかが今後、中国市場で成功するための要素になる可能性がありそうだ。
文■田代尚機(たしろ・なおき):1958年生まれ。大和総研で北京駐在アナリストとして活躍後、内藤証券中国部長に。現在は中国株ビジネスのコンサル ティングなどを行うTS・チャイナ・リサーチ代表。ブログ「中国株なら俺に聞け!!」、メルマガ「週刊中国株投資戦略レポート」も展開中。