それだけ、本来あるべき「収支バランス」とのギャップがある場合が多いのです。もちろん、お客様の想定している予算でローンの借り入れはできる場合が多いのですが、無理すると、他の支出を減らさなければいけなかったり、将来、教育費などの出費に対応することができなくなったりしてしまいます。
「どんなに貧相な暮らしになっても理想の家を建てたい!」と決意のある方は限界ギリギリでのローンを組んでもいいかもしれませんが、そんな方はほとんどいないはずです。
そもそも、どんな生活をしたくて、住まいには何を求めているのか。しっかりと原点に立ち戻りながら、理想の家探しをしてください。
◆しみず・あや/CFPR、1級FP技能士、住宅ローンアドバイザー、証券外務員I種。30歳でファイナンシャル・プランナーとして独立、長野・東京で活動中。主に30~40代の「普通のくらし」を求めている方への「自分がお客様の立場だったらどういう判断をするか」を軸にお金の持ち方・つかい方のアドバイスに力を入れている。ライフプラン作りから資産運用まで老後にわたる継続的なサポートすることを事業理念として活動している。HPはhttp://www.fp-saku.com/。