日本国内で展開するコーヒーチェーンの中で「ブレンドコーヒー」(Mサイズ)の価格を比べてみると、ドトールなら270円(税込み)、サンマルクカフェなら250円(税別)、タリーズコーヒーの「本日のコーヒー」はShortで320円(税込み)、スターバックスの「ドリップコーヒー」はShortで280円(税別)となる。
そうした中で、「カフェ・ベローチェ」(以下、ベローチェ)の「ブレンドコーヒー」は200円(税込み)、Lサイズでも240円で、安さと手軽さが特徴的だ。外食チェーンに詳しいフリーライターの小浦大生さんが、ベローチェについて解説する。
「ベローチェは、フルサービス喫茶店チェーン『シャノアール』が母体となっており、そこから派生したセルフサービス方式のコーヒーチェーンとして誕生しました。『ベローチェ(veloce)』とはイタリア語で『速い、迅速』という意味で、その名の通り、手軽でスピーディーなサービスをモットーとしているお店と言えます。本格的なコーヒーを安く早く提供してくれるのがベローチェの大きな特徴です」
「ハーフ」で販売されるサンドイッチも
ベローチェでは、ブレンドコーヒー、カフェオレ、カフェモカ、抹茶ラテなどの定番ドリンクメニューのほか、フードメニューも販売している。
「店舗によって違いはありますが、ホットドッグやケーキ、パスタも提供しています。そのなかでもメインとなるのはサンドイッチ。『タマゴサンド』(220円)、『ツナサンド』(220円)、『ハムサンド』(250円)など、コンビニのサンドイッチと同等なバリエーションがあります。
基本的にベローチェのサンドイッチは2個1パックで販売されていますが、『苺ジャムサンド』と『ピーナッツサンド』については、“ハーフ”として1個だけでも販売されています。価格は2個入っている通常の『苺ジャムサンド』『ピーナッツサンド』が180円で、ハーフはそれぞれ110円です」(小浦さん)