また一度後見制度の利用が始まると、本人が亡くなるまで中止することはできず、後見人は年1回の裁判所への報告義務が課されるなど、制約や負担が大きいのが難点です。
それでも親が認知症になってしまったとき、きちんとした法律のルールに従って親の大切な財産を管理できます」
■成年後見制度のポイント
【1】認知症などで判断能力が低下した人の財産管理や住まいの契約などができる。
【2】本人が詐欺にあって行った契約を取り消すことができる。
【3】手続きに時間がかかる。
※女性セブン2017年11月2日号