10月に歴代最長となる16連騰を記録した日経平均株価の上昇基調が依然として続いているが、この右肩上がりの相場展開はどこまで続くのか。カリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんは「日経平均株価は2018年から2019年にかけて2万7000円台にまで上昇する可能性がある」と大胆な予測をしている。その根拠について、池辺さんが解説する。
* * *
この原稿を書いている10月27日、日経平均株価(くりっく株365)は、新高値を更新しました。 他国株価に比べ出遅れ感が強い日本株が、きれいな上昇トレンドを描いています。もちろん私自身も押し目買いでトレード継続中ですし、私の教え子の方々に話を聞いても、大幅利益を獲得されている方が続出しています。「利益よりも税金の支払いが心配だ」とおっしゃる方もいます。
では、日経平均株価のこの上昇トレンドは今後も継続するのでしょうか? 今回は、2018年、2019年に向けて長期的な見通しについて、私の考えをお伝えさせていただきます。
長期的な見通しについて考える際、一つ焦点となる材料は「消費税増税」だと私は考えています。政府としては、何としても2019年に消費税率を10%に上げたいはずです。すでに開始時期を2017年4月から2019年10月に再延期しているので、もうこれ以上の延期や凍結は避けたいところでしょう。そして消費税アップのためにも株価を上げておいて、「景気が良い」と思える状況を作っておきたいと考えるのが自然です。
私はそうした背景から、2019年、2020年に向けて日経平均株価は上昇していく可能性が高い、と考えています。