2万7100円の水準がポイントとなる理由
もし実際に日経平均株価が上昇した場合、どれくらいの株価まで上昇する可能性があるのでしょう。私としては、2万7100円の水準が1つのポイントとなり得ると見ています。
なぜこの株価なのか?
2015年6月の高値2万967円(※以下、全てくりっく株に基づく株価)から2016年2月の安値1万4772円まで下落した値幅は6195円ですが、チャートの法則から見れば、2万967円からこの値幅分だけ“倍返し”で上昇する可能性があるからです。
つまり、2万967円から6195円上昇した価格である2万7162円まで上昇する可能性がある、ということです。まだ株価が2万3000円にも達していない状態でこのようなことをお伝えするのは気が早いと思われるかもしれませんが、1つの考え方として参考にしてほしいと思います。
ただ、もちろん何かしら大きい事件が起こり、相場が下落する可能性は常にあります。また、一方方向にずっと上昇し続ける相場はありません。仮に上昇するにしても相場は必ず下落を挟みながら上昇するものです。だからこそ、実際にトレードをする際はどのような状況になっても対応できるように、資金管理を徹底することを肝に銘じて欲しいと考えています。
【PROFILE】池辺雪子(いけべ・ゆきこ):東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金(約5億円)を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ/円、ドル/円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も発信中(http://yukikov.jp/)。