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話題の「ソーシャルレンディング」、その仕組みと潜在リスク

ソーシャルレンディングには他の投資商品とは違うリスクも

 投資先によっては10%程度の高利回りなリターンがあることで話題となっている「ソーシャルレンディング」。新しい投資手法として認知されつつあるが、具体的にはどんな仕組みとなっているのか。ファイナンシャル・プランナーの清水斐氏が解説する。

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 最近、ネットを通じた新しい資金調達方法が増えています。その中でも、投資する側にとって資産運用としても使える「ソーシャルレンディング」をご存知でしょうか。

 ソーシャルレンディングとは、通常は銀行など金融機関で行なう融資とインターネットを通じてプロジェクトを支援するクラウドファウンディングの特性を合わせ持った新しい資金調達方法です。

 企業が資金を調達する方法として代表的なのは、金融機関からの融資です。ただ、金融機関は、ある程度信用がある企業にしか融資ができませんでした。ソーシャルレンディングは企業側が調達したい大きな金額を小口に分けることで、複数の人や企業が投資できる仕組みです。個人で投資することができ、数万円からの投資も可能です。資金調達したい企業は、まだ信用がなくとも、新規事業を広くアピールするなどして、目標とする調達金額を目指します。

 ソーシャルレンディングではファンドと呼ばれるプロジェクト(事業)ごとに資金を募集するかたちをとっています。投資したい個人や企業はどんな事業に・いくらを・いつまで投資したいかでファンドを選び、リターンを得ることができます。

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