また、ファンドの内容や募集企業の業務内容の案内はありますが、企業名は公表されていません。その企業自体の信用を計ることができないのも、他の投資商品とは違ったリスクです。
このように注意は必要ですが、今後は資金を調達したい側と投資したい側を直接結ぶこういったサービスは当たり前になるのではないでしょうか。ソーシャルレンディングは既に複数の事業者が算入していて多くの事業、多くの地域で投資対象があります。最終的に投資するかどうかは自己判断ですが、こういった形の投資法もあることを知っていただければと思います。
◆しみず・あや/CFPR、1級FP技能士、住宅ローンアドバイザー、証券外務員I種。30歳でファイナンシャル・プランナーとして独立、長野・東京で活動中。主に30~40代の「普通のくらし」を求めている方への「自分がお客様の立場だったらどういう判断をするか」を軸にお金の持ち方・つかい方のアドバイスに力を入れている。ライフプラン作りから資産運用まで老後にわたる継続的なサポートすることを事業理念として活動している。HPはhttp://www.fp-saku.com/。