バブル崩壊後、25年ぶりとなる高値を更新するなど、上昇局面が続く日経平均株価だが、このままのペースで上昇が続くのか、不安に思っている個人トレーダーは少なくない。しかし、カリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんは、「日経平均株価が反転して大幅に下落する可能性は低い」と分析している。その根拠は何か。池辺さんが4つの材料を挙げて解説する。
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相変わらず日経平均株価の上昇トレンドは継続中ですが、私としては、仮に調整安があったとしても大幅に下落する可能性は低いと考えています。そして今回は私がそのように考える根拠となる4つの材料を紹介させてもらいます。
1つ目は、『売買比率』です。現在の日経平均市場は、買い玉がなかなか増えない状況にあります。
個人トレーダーの方とお話していると、「今までこんな綺麗な上昇トレンドに出会ったことがないのでどうして良いのか分からない」などと考えている方も結構いるようです。1万4000円、1万5000円などの水準から比べれば2万1000円、2万2000円という株価は恐ろしく上昇した水準に見えるためか、買い玉を持つのが怖いようです。