中には“お嬢様学校出身”というブランドに引かれる男性もいそうなものだが、Bさん(46歳。未婚)によれば、それは「大きな幻想」だという。
「男性にしてみれば、いちばん重要なのはその人の容姿や性格であって、『お嬢様学校育ち』なんて要素は、二の次、三の次です。チヤホヤされるのは在学時だけ。30を越した『お嬢様学校育ちの未婚女性』なんて、面倒臭がられるのがオチです。それなのに、お嬢様学校育ちということを大変なブランドのように勘違いして、人の学歴や職業や年収などを上目線で見ていれば、男性に避けられるのは当たり前です」
そう分析するBさん自身が未婚というところに、この問題の根深さが垣間見える。お嬢様学校という特殊な空間で育った女性だけが、共感できる“なかなか結婚できない理由”には説得力があるようだ。