昔に比べて美味しさが増しているコンビニ食。三つ星からビブグルマンまで、名店のシェフたちが好んで食べるコンビニ食もあるかもしれない。「ミシュラン店のシェフが好んで食べるコンビニ飯は、安くておいしい最強グルメなのでは」──そう考えた本誌記者は、プロが認めるコンビニ飯を知るべく、各店に取材を申し込んだ。
そうした中で取材に応えてくれた1店が、東京・神保町にあるビブグルマン『ロベルト』。同店は旬の素材とワインにこだわるイタリアン。オーナー・前田好彦さんのイチオシはセブン-イレブンの「ミートパスタ」だという。
「ひき肉を煮込んだ感じを出すにはある程度の時間が必要です。正直、コンビニには“うーん…”というパスタが多いけど、この商品は、本場イタリアの“じっくり煮込んだ感”が再現されています」(前田さん・以下同)
「煮込み方」はこうだ。
「トマトの味が強い缶詰やレトルトとは違い、『スーゴディカルネ』(牛肉のうま味を濃縮したソース)が入る煮込み方をしているのでしょう」