投資

悪夢の株価暴落サイン 「ヒンデンブルグ・オーメン」とは

飛行船事故から名付けられたサインとは(イメージ。写真:アフロ)

 この四半世紀遠ざかっていた株高の到来で、これまで投資と距離を置いてきた人々の間でも資産運用熱が高まっている。もちろん、この上昇相場が続くうちは株や投資信託を持っていれば利益が膨らんでいくが、重要なのはそれをいつ売って利益を確定させるかだ。

 株式市場では順調に上昇しているように見えた相場が、ある日一転、大暴落してしまうことがある。過去もブラックマンデー(1987年)、アジア通貨危機(1997年)、サブプライム・ショック(2007年)など、10年おきに市場を揺るがす金融危機が起きており、2017年の今年も「7の年のアノマリー」通り、暴落が起こる可能性は否定できない。それでは、暴落サインはどう見極めればよいのか

 突然の暴落は投資家にとって悪夢。米国にはそんな心理を反映した「恐怖指数」と呼ばれる「VIX指数(ボラティリティ・インデックス)」という指標もある。数値が高いほど、投資家が「先行きが不透明」と感じているとされるもので、ラジオNIKKEI記者の和島英樹氏は「通常は10~20の間で推移するが、30を超えてきたら継続的にチェックして売り時を探る」と語る。

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