名前からしておどろおどろしい「ヒンデンブルグ・オーメン」なるサインもある。これは、1937年に米国で起きたドイツの飛行船「ヒンデンブルク」号の爆発事故が、同年の米国株暴落の予兆だったとする“理論”に由来する。ニューヨーク証券取引所での高値更新と安値更新の銘柄数の関係や値動きなどから判断され、サインが点灯すると約4割の確率でパニック売りが発生するとされる。
「今年5月末にも点灯したと報じられ、市場で警戒感が広まった」(市場関係者)という。こうした指標はネット検索や証券会社の担当者に聞けば教えてもらえるだろう。
上昇相場だからといってポジションを増やすことばかり考えるのではなく、常に株価下落には備えておきたい。
※週刊ポスト2017年12月1日号