人間誰しも息抜きは必ず必要だが、何とかお金をかけずに余暇を楽しく過ごす方法はないものだろうか。40代の男性・Hさんの趣味は「格闘技」だ。会計士というお固い仕事のかたわら、週3ペースで、キックボクシングジムで汗を流しているというHさん。格闘技という趣味は、仕事を切り拓いていくのにも大いに役立っているそうだ。
Hさんが格闘技を始めたのは、大学に入学した時のこと。空手を始めたきっかけは、本人曰く「マンガでよくあるパターン」だったという。Hさんがいう。
「私は小学校、中学校、高校と、すべてエスカレーター式の私立校に通い、そこでは一度も運動部に所属したことはありませんでした。背が小さく、運動神経が悪くて、メガネをかけていたので、イジメというほどではないですが、今で言うところの“いじられキャラ”でした。そこで大学に入った時、一念発起して空手部に入ったんです」
空手部では、恐ろしい先輩や師範にたっぷりしごかれたものの、卒業まで辞めることなく4年間在籍し、空手の段位もしっかり取得したHさん。そんな経験は就職後すぐに役に立ったそうだ。