家計

最低限の貯蓄額は?他 20代独身「1年間の家計収支の振り返り方」

無理して「毎月貯蓄」しなくてもいい

 20代、特に就職してからの数年間は生活コストと収入のバランスも取れず、あまり貯蓄はできないのではないでしょうか。バランスが取れるようになった頃には、仕事にも慣れ今度は遊んだりすることが増えてやっぱり貯蓄ができない、というケースも多いと思います。

 でも、それで良いと思います。これからの仕事環境は転職をすることも副業をすることも当たり前になる時代です。そんな時に趣味や遊び、その中で生まれた人脈が思わぬところで助けになることは少なくありません。

 人と会うこと・コミュニケーションをとることは、これからの人生への投資とも言えます。20代は自分に興味のある分野でどんどん投資するのがいいと思います。

 何も興味がない、というのであれば何か興味があるものができたときのために貯蓄をしていてください。また、どんな職種であれ、資産運用の勉強はおすすめです。

目指す貯蓄はまず「生活費3か月分」

 とはいえ、「貯蓄ゼロ」というのも考えものです。アクシデントに遭遇した時に対応できる最低限の蓄えは持っておいたほうがよいでしょう。目安としては生活費の3か月分です。自分で対応しなければいけない一番大きなアクシデントは仕事を辞めることでしょう。その際にも、失業手当が給付されるまでの約3か月分の蓄えがあれば、生活に困窮することを防ぐことができます。それもカバーできないような大きな病気になってしまうこともあるかもしれませんが、特に若い方は、実家などに頼れるケースも多いのではないでしょうか。

「年間の収支を計算した際にマイナスである」「3か月分の生活費の貯蓄ができていない」という場合は、少し貯蓄を頑張る期間・タイミングを作って、あとは自分の楽しみに使っていってもいいと思います。

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