ギャラが安いことで知られる(?)売れない若手芸人。限界生活のなかでやっている、あるいは過去にやっていた節約術(荒業)を聞いてみた。
まずは、元芸人の30代女性・Aさんのアルバイト時代のエピソード。
「常にお金がなかったので、“取っ払い”のアルバイトをしていました。でも、そのバイト、終電が過ぎちゃうことがよくあって。もちろんタクシーで帰るなんてできないし、漫画喫茶やファミレスに入るのももったいない。仕方ないから、山手線半分くらいをよく歩いて帰っていました。ただ、それを繰り返していた時には、靴がすぐにダメになってしまって、靴の買い替えにお金がかかっていました。体力だけはつきましたが、時間も靴代ももったいなかったです」
現役芸人である30代女性・Bさんは、食事に関して節約を心がけていたという。
「余裕があるときに、賞味期限の長い食材を購入しておきます。そして余裕がなくなったときには、それらの出番。一番のお気に入りは、パン粉を水に浸してふやかして、固めて、焼いてパンに戻して食べること。小麦粉があれば団子にして食べますし、お米はおかゆにして量を増やして食べています」